若い方からご高齢の方まで、
「患者さまの状態」「患者さま、ご家族のライフスタイル」に合わせたリハビリを提供。
退院される時、患者さまご家族が少しでも満足した気持ちで、次のステップへ向かうことができるリハビリを提供したい。そのために私たちはその人にとって最良のリハビリを提供するため、「患者さまの価値観、その人らしさを大切にする」「その人らしい暮らしをするお手伝い」というフレーズを大切にしています。
このフレーズを実践するため、私たちの専門性を高めるだけでなく、「人」として成長するために、「自分と相手、どちらも尊重できる」「自分の意見、気持ちを、立場に左右されずに率直に伝える」「自分の話したことに責任を持つ」ことを大切にしています。
この課題をスタッフ一丸で取り組み、患者さま、ご家族、スタッフにとってより良い雰囲気のリハビリ環境を生み出すことを目指しています。
リハビリ部は約50名のスタッフが在籍しています。
各スタッフは回リハ病棟、障害者病棟に配属され、365日体制で、患者さまの在宅生活、病棟生活を意識したリハビリを実施しています。
1人の患者さまに対し、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がチームとなって担当し、医師、看護師をはじめとする多職種と協力し、リハビリを行っています。
病気、障害があっても住み慣れた街で、自分らしく暮らしたいというひとりひとりの思いを大切にして、病気、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動療法や物理療法などの手段を用いて、運動機能回復を目指します。
当院では、積極的な装具療法や免荷装置、電気治療を用い、効率的に運動量を確保した理学療法を行い、早期から機能改善を行っています。
また、日常生活動作や生活機能に関するアプローチを病棟生活場面で行い、生活の質向上を目指しています。
起き上がったり、立ち上がったり、歩いたりと、生活の土台となる基本動作を築き上げていくためのリハビリを提供していく仕事です。
その中でも、ただ動作するだけではなく、患者さまお一人お一人の生活目標と照らし合わせながら、体力、歩き方等のプログラムを考えています。
また、動画にて患者さまと練習成果を随時確認する手法も取り入れています。
自宅や地域、学校や職場への復帰を目標とし、その人らしい生活の獲得を目指します。特に日常生活動作(食事・排泄・更衣・入浴など)の改善には力を入れており、病院生活での実動作練習や調理動作練習、車乗降練習等を実施しています。
自動車運転の再獲得については、自動車学校と連携を図り、サポートしています。
また、上肢免荷装置、電気刺激装置なども導入しており上肢機能の改善にも力を入れております。
その他、認知症ケア専門士などを取得しているスタッフも在籍しており、それぞれの患者さまにあわせたアプローチを実施しています。
患者さまの日常生活がより良いものとなるため、食事や入浴、家事などの生活動作改善・向上を目指す、身体と心のリハビリを提供する仕事です。
患者さまの生活歴(ライフヒストリー)、背景を細かく把握し、「その人らしい」生活が送れるよう支援していきます。
1人の患者さまに関する多職種からの情報も大切で、リハビリ内容に反映されています。
脳血管障害などの後遺症により、生きていく上で重要な「話すこと」や「食べること」に何らかの問題を生じることがあります。言語障害や高次脳機能障害、摂食嚥下機能障害などに分類されるこれらの障害に対して、患者さまやご家族さまのお気持ちに寄り添いながら、リハビリを実施していきます。
出来るだけ日常生活に近いかたちでの“生きたコミュニケーション”や“楽しみながら食べる”を支援するため、高次脳機能検査、VF等を用い、適切なアプローチを実施しています。
病気を機に今まで普通に食べられていたのが食べられなくなるという症状が出てくる場合があります。適切な評価と安全性を考慮した、食事形態、摂食方法を選択し、電気治療を含めた集中的なリハビリを実施します。
口から食べる楽しみを再獲得していただくことが主な仕事です。
また、コミュニケーションに障害がある患者さまには、人と人とのつながりを少しでも取り戻すことができるように練習し、ご家族の患者さまへの接し方を工夫しています。環境を変えることで患者さまの負担が少しでも減らせる提案ができるよう心がけています。
目標を定め、リハビリ計画書を作成。患者さま、ご家族と丁寧なニーズ確認を行っていきます。
専門スタッフによる、お一人お一人のためのチームサポート。
日々のカンファレンスを通して情報共有を行います。
実生活を想定した2時間~3時間のリハビリを実施します。
病棟スタッフで、入院生活の中で日常生活のリハビリを行っていきます。
月に1回以上リハビリ成果の確認を行い、リハプログラム修正を行います。
その人にあった1日の生活リズムを作れるように取り組みます。
より安全な在宅生活を送っていただくための支援を行います。
ご自宅の状況を確認させて頂き、ご自宅の状況に近い状況を設定。適した福祉用具を選定します。
必要な場合はご自宅に訪問し、各所の状況を確認させて頂き、ご自宅の家屋の改修が必要な場合は、リハビリ職を含めたチームで相談させて頂きます。
ご自宅での介助の方法や自主トレーニング等も一緒に検討し、アドバイスさせて頂きます。
訪問リハビリ等の関連事業所との連携にて、ご自宅に帰った後の継続的なリハビリが出来るようにします。
退院後の生活状況がどのようになっているのかを確認させて頂き、私どものリハビリ介入の振り返りをしています。(希望者のみ)